「空気」を読んでも従わない
先日、少し触れた本の感想です。
「空気」を読んでも従わない: 生き苦しさからラクになる (岩波ジュニア新書)
- 作者: 鴻上尚史
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2019/04/20
- メディア: 新書
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先日のブログ(って昨日やん)
内容は、鴻上尚史さんの人生相談の応答と同じ雰囲気で、
「日本の同調圧力の強さに負けないで自分らしく楽しく生きよう」って感じかな?
読みやすくスラスラと面白く読めました。
今の私には、26章の「スマホの時代に」、というところが、一番印象に残ったので挙げてみたいと思います。
私は、スマホよりパソコンやタブレットでネットを使うことも多いので、スマホ→ネットと読み替えて、読み進めました。
自分なりに要約してみます(抜き出しも多い)。
スマホは「世間」を「見える化」した。自分の立ち位置を見せられて、孤独や不安になることも多い。どれくらい自分が注目されていて受け入れられているのかをいちいち教えてくれる。これは麻薬で、うまく付き合わないといけない。
みんな「自分はこんなレベルじゃない」と思っても、ネットでは上には上がいて、「何者にもなれない」自分をつきつけられる。
「自尊感情」を高めることを目標にした方がいい。「人の評価」ではなく、「好きかどうか」「やりたいかどうか」で判断する。「自分は書きたいのか」「自分は面白いと思っているのか」というハードルをクリアすること。自分の人生を決めるのは自分。
スマホの目的は「社会」とつながること。自分を孤独にもできる、可能性を広げることもできる、人を追い詰めて殺すこともできるものだけれど、粘り強く接していけば、素敵な情報や良質な情報と間違いなく出会うはず。
ネットは世界の片隅で必死に生きている人たちを、あなたが感動する人間の存在を教えてくれる。あなたが旅すべき街を教えてくれる。それは、あなたをあなたの「世間」から自由にし、生き苦しさから救ってくれるものである。
すばらし〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。
この26章はコピーして、時々読み返そうかなと思います。
自分はSNSとかでも、一喜一憂して楽しめないタイプなので、これらの言葉はとても励まされます。いちいち自己嫌悪に陥らないように気をつけなければっと思います。
どうしたら良いか、何となくわかっていても、ちゃんと言語化してくれるのはありがたい。忘れないためにも。何度も思い出そう。
誰かの心強くなる言葉、たくさん聞きたい!
自己肯定感を少しずつ高めていくために、ブログを使えるといいな〜。
聞いていただき、ありがとう❤️